複数のPDFで日付、年、月を一括更新する必要がある場合、ファイルを1つずつ開いて修正するのは非常に非効率です。本記事では日付の置換を例に、 HeSoft Doc Batch Tool で「PDF内のキーワードを検索して置換」機能を使用し、数式によるあいまい検索で月と4桁の年を照合し、新しい日付内容に一括置換する方法を説明します。レポート、契約書、公告、アーカイブ資料などのオフィスシーンに適しています。
多くのオフィス文書は、最終的に PDF 形式でアーカイブまたは外部に送信されます。例えば、プロジェクト報告書、監査資料、通知公告、契約添付書類、製品説明書などです。PDF の利点はフォーマットが安定していることですが、内容を一括更新する必要がある場合、修正コストも高くなります。特に日付に関するコンテンツは、複数の PDF に分散している可能性があります。あるファイルは April、別のファイルは May、ある年の表記は 2017、別のファイルは 2020 といった場合です。ファイルを一つずつ開いて手動で検索・置換すると、時間がかかるだけでなく、ページ数やファイル数が多ければ見落としが発生しやすくなります。
本記事では、「複数の PDF の日付を一括置換する方法」という具体的な問題に焦点を当て、「 HeSoft Doc Batch Tool 」を使用して一括処理を行う方法を紹介します。このソフトウェアは、オフィス向けのドキュメント一括処理ツールであり、ファイルの一括処理、単純作業の削減、効率向上に重点を置いています。本記事の例では、ルールに合致する月と年を複数の PDF から一括置換し、例えばページ内の「April 13, 2017」を「August 13, 2026」に処理します。
適用シーン:PDFの日付、年、番号の一括更新が必要な場合
ワイルドカードによる PDF キーワードのあいまい検索と置換は、規則性のあるテキストの処理に最も適しています。日付はその代表例です。月は英単語、年は4桁の数字で、間に日付やカンマが含まれる場合があります。規則が明確であれば、古い日付をすべて手動で列挙することなく、数式によってソフトウェアにマッチングさせることができます。
日付以外にも、PDF の報告書の年を一括置換する、契約書の発効日を一括修正する、複数の PDF ヘッダーの古い月を新しい月に更新する、本文中のバージョン番号、バッチ番号、プロジェクト番号を置換する、Word、doc、docx、または Excel から PDF に変換されたアーカイブ文書を処理する、といったシーンが該当します。総務、人事、財務、プロジェクト管理、文書アーカイブといった業務では、このような一括修正は非常に一般的です。
処理前の状態:一括処理待ちの複数PDF
処理前の状態として、フォルダ内には 1.pdf、2.pdf、3.pdf、4.pdf の 4 つのファイルがあります。数は少ないように見えますが、実際の業務では 4 つ以上になることも珍しくありません。各 PDF が数十ページある場合、手動で開いて検索するだけでも多大な時間を消費します。

いずれかの PDF を開くと、ページ内に日付「April 13, 2017」があることを確認できます。スクリーンショット内で赤枠はそれぞれ月と年を示しており、これらが今回置換対象のキーワードです。日付部分の「13,」は修正不要なため、月と年に対してのみ置換ルールを設定できます。

処理後の効果:月と年がルールに従って置換されている
一括処理の完了後、出力された PDF を開くと、元の位置が「August 13, 2026」と表示されていることを確認できます。月は April から August に、年は 2017 から 2026 に置き換わっていますが、日付の数字や句読点は元のまま維持されています。

このような結果から、あいまい検索置換を使用しても、必ずしも日付全体を完全に置換する必要はないことが分かります。多くのオフィス文書において、可変部分のみを置換する方が安全です。例えば、月、年、番号の数字部分のみを置換することで、他の内容への影響を抑えられます。
操作手順 1:PDF ツールでキーワード検索・置換機能を探す
「 HeSoft Doc Batch Tool 」を起動したら、まず左側のナビゲーションバーから「PDF ツール」に進みます。インターフェースには、PDF 関連の複数の一括処理機能が一覧表示されています。スクリーンショットによると、本記事では第 1 の機能カード「PDF 内のキーワードを検索して置換」をクリックする必要があります。

この手順の操作目的は明確です。PDF 本文内容の一括検索・置換フローに進むことです。なお、このソフトウェアにはファイル名、フォルダ名といった分類もあります。目的が PDF 内容自体の修正である場合は、ファイル名処理機能ではなく、PDF ツール下のキーワード検索・置換を選択してください。
操作手順 2:日付修正が必要なすべてのPDFをインポートする
機能に入ると、ウィザードは最初のステップ「処理が必要なレコードを選択」にとどまっています。ページ右上には「ファイルを追加」と「フォルダからファイルをインポート」という2つのよく使うエントリがあります。PDF が異なる場所に分散している場合は「ファイルを追加」を使用し、すべての PDF が同一フォルダ内にある場合は「フォルダからファイルをインポート」を使用する方が便利です。

スクリーンショットでは既に 4 つの PDF がインポートされており、一覧には名前、パス、拡張子、作成日時、更新日時が表示されています。ここで、ユーザーは 2 点を重点的に確認することをお勧めします。第 1 に、拡張子がすべて pdf であるか。第 2 に、パスが今回処理対象のファイルディレクトリであるか、です。誤ったファイルをインポートしてしまった場合は、操作列の削除ボタンを使用して削除できます。レコード数とファイル範囲に誤りがないことを確認したら、下部の「次へ」をクリックします。
操作手順 3:数式によるテキストのあいまい検索を有効にする
ステップ 2「処理オプションを設定」に進んだら、まず検索方法を選択します。インターフェースには「テキストを完全一致で検索」と「数式を使用してテキストをあいまい検索」という 2 つのオプションが表示されています。今回の例では、日付が完全に一致しないケースが存在する可能性があるため、「数式を使用してテキストをあいまい検索」を選択します。

この方法を選択する意義は、単一の固定文字列だけを検索するのではなく、数式ルールに従ってテキストをソフトウェアに認識させることにあります。例えば、「April」だけを完全一致検索したのでは「May」を処理できません。「2017」だけを検索しても、他の年は処理できません。数式を使用することで、ある種のテキストをルールにまとめることが可能になります。
操作手順 4:日付置換ルールを入力する
左側の「検索が必要なキーワードリスト」には、スクリーンショットの例では 2 行が入力されています。1 行目は「April|May」、2 行目は「\d{4}」です。右側の「置換後のキーワードリスト」には、1 行目に「August」、2 行目に「2026」が入力されています。
これらのルールは次のように理解できます。左側の 1 行目は月の April または May にマッチし、右側の 1 行目の August に置換されます。左側の 2 行目は4桁の数字の年にマッチし、右側の 2 行目の 2026 に置換されます。この行番号が対応する方式によって、月と年をそれぞれ処理できます。
実際の業務において、置換対象が中国語の日付である場合も、実際のテキストの規則に従って対応する検索内容を設定できます。番号を置換する場合は、固定の接頭辞と数字の規則を組み合わせることができます。ただし、入力前に必ず PDF の原文を確認し、マッチング範囲が広すぎないようにして、本文中の他の関係ない4桁の数字を誤って置換してしまうことのないようにしてください。
操作手順 5:保存場所を設定し、一括処理を実行する
キーワードリストの設定が完了したら、「次へ」をクリックします。上部のフローから、この後「保存場所の設定」と「処理を開始」があることが分かります。処理後の PDF は新しいフォルダに保存することを推奨します。これにより元の PDF を保持でき、比較確認が容易になります。処理結果が正しいことを確認できたら、新しいファイルをアーカイブや送信にご利用ください。
「処理を開始」のステップに進んだら、ウィザードに従って実行します。ソフトウェアは、インポートリスト内の複数の PDF に対して逐一検索と置換を実行します。処理が完了したら、結果ファイルを開いてキーページを確認し、月と年が期待通りに更新されているか確認します。
よくある質問と注意事項
1. 日付の置換はなぜ月と年の2行に分けるのが推奨されますか?それは、日付の他の部分、例えば「13,」をそのまま維持できるからです。全文置換と比較して、分割置換の方が、日付構造が似ていても局所的な内容が異なる複数の PDF に適しています。
2. 「\d{4}」は他の4桁の数字にもマッチしますか?その可能性はあります。これは4桁の数字を表すため、PDF 内に他の4桁の番号などがあれば、それらにもマッチする可能性があります。そのため、本格的な一括処理の前に、少量のファイルでテストし、誤った置換が発生しないことを確認することを推奨します。
3. スキャン版のPDFは置換できますか?PDF ページが本質的に画像であり、テキストを正常に選択・コピーできない場合、通常のテキスト検索置換では直接認識できない可能性があります。本記事のスクリーンショットの例は、テキスト内容を認識できるタイプの PDF です。処理前に PDF を開き、テキストを選択できるかテストしてみてください。
4. 置換後のキーワードリストを入力しないとどうなりますか?インターフェースには「入力しない場合は削除を意味します」と表示されています。日付を削除するのではなく置換することが目的の場合は、対応する右側の行に新しいテキストが入力されていることを確認してください。
まとめ
複数の PDF の日付を一括置換する鍵は、「繰り返し操作」を「ルール処理」に変えることです。「 HeSoft Doc Batch Tool 」の「PDF 内のキーワードを検索して置換」機能により、ユーザーは一度に複数の PDF をインポートし、数式によるテキストのあいまい検索を選択し、月と年の置換ルールを入力して、結果を一括出力できます。
PDF の報告書、契約書、アーカイブ資料を頻繁に扱うオフィス担当者にとって、この方法はファイルを一つずつ開いて修正する時間を大幅に削減し、修正漏れのリスクも低減できます。本格的な処理の前には、必ず元ファイルをバックアップし、テスト用のサンプルでルールを確認して、問題がないことを確認してから一括実行することを推奨します。