大量のファイル名に固定位置の番号、地域、プロジェクトコード、部門コードが含まれている場合、手動でフォルダを新規作成しファイルを移動するのは非常に時間がかかります。本記事では、ファイル名の4〜6文字目を例に、 HeSoft Doc Batch Tool を使用して、大量のtxtファイルをファイル名の指定範囲内の文字に基づいて自動的に分類し、対応するフォルダに格納する方法を紹介します。この方法はdoc、docx、xls、xlsx、pdfなどの一般的なオフィスファイルにも同様に適用でき、資料、注文書、レポート、ログ、プロジェクトファイルを一括整理する必要があるオフィスシーンに適しています。
日常のオフィス業務では、ファイル名に含まれる特定の固定文字列に基づいてファイルを分類する必要が生じることがよくあります。例えば、「128LON75957.txt」「200LON66460.txt」「213TYO11946.txt」「230SYD60610.txt」といったファイル名の場合、4文字目から6文字目はそれぞれ都市、店舗、プロジェクトグループ、または業務コードを表します。ファイル数が数個であれば、ファイル名を目視で確認してフォルダにドラッグ&ドロップする方法でも問題ありません。しかし、ファイル数が数十、数百、数千に及ぶ場合、手動での分類は非効率的であるばかりか、ファイルを誤った場所に配置しやすくなります。
本記事で解決する問題は、多数のファイルを、ファイル名中の固定範囲にある文字に基づいて一括分類する方法です。オフィスソフト「 HeSoft Doc Batch Tool 」のファイル整理機能を利用すると、ファイル名の指定位置から文字を抽出し、対応する分類フォルダを自動的に作成し、ファイルを該当するディレクトリに格納できます。これにより、繰り返し作業を大幅に削減でき、特に、txtログ、Word文書doc/docx、Excel表xls/xlsx、PDF資料、画像、その他ルールに従って命名されたファイルの処理に適しています。
利用シーン:固定文字範囲での分類に適したファイル
ファイル名の固定範囲の文字に基づく分類の前提条件は、ファイルの命名規則が安定しており、分類に使用する文字が常に同じ位置にあることです。例えば、「先頭3桁は連番、4~6文字目は都市コード、それ以降は注文番号」、あるいは「先頭2文字は部門番号、3~5文字目はプロジェクトコード、それ以降は日付」といったケースです。ファイル名内で分類に使用できる文字の位置が固定されていれば、この方法で一括整理が可能です。
一般的なシナリオとしては、LON、NYC、PAR、SYD、TYOなどの都市コードに基づく物流ファイルの整理、部門コードに基づく経費精算書、契約書、通知ファイルの整理、プロジェクトコードに基づくWord文書docx、doc、PDF資料の整理、顧客コードに基づくExcelレポートxlsx、xlsの整理、機器番号やライン番号に基づくtxtログファイルの整理などが挙げられます。拡張子による分類と比較して、この方法は、ファイルタイプは同じだが帰属先が異なる資料の整理に適しています。
なお、本記事の例ではファイル拡張子はtxtですが、操作ロジックはtxtに限定されません。ファイル名自体に識別可能な固定位置の文字が含まれていれば、Word、Excel、PowerPoint、PDF、画像などのファイルも同様の考え方で一括整理できます。
効果プレビュー:処理前のファイルは同一ディレクトリに混在
処理前は、すべてのファイルが同じフォルダ内に配置されています。ファイル名は、数字、3文字の英字コード、後続の番号で構成されており、例えば「128LON75957.txt」「213TYO11946.txt」「230SYD60610.txt」「378PAR56483.txt」などがあります。スクリーンショットでは、ファイル名中間の3文字の英字が赤線で示されており、これが今回の分類基準となります。

スクリーンショットからわかるように、手動で整理する場合、まずファイル名にあるLON、TYO、SYD、PAR、NYCといったコードを個別に識別し、対応するフォルダをそれぞれ作成してファイルを移動させる必要があります。ファイルが増えれば増えるほど、判断とドラッグの繰り返し回数が増加します。オフィスでの一括ファイル処理において、このような反復作業はツールに任せるのが非常に適しています。
効果プレビュー:処理後に自動生成された分類フォルダ
処理が完了すると、元々混在していたファイルは自動的に分類され、出力先には分類文字で命名された複数のフォルダ(LON、NYC、PAR、SYD、TYO)が表示されます。各フォルダには、ファイル名の指定範囲の文字が一致するファイルが格納されます。例えば、ファイル名の4~6文字目がLONのファイルはLONフォルダに、4~6文字目がSYDのファイルはSYDフォルダに格納されます。

この結果は、後続の受け渡し、アーカイブ、圧縮送信、または部門別の処理に非常に適しています。ユーザーはファイルを一つずつコピー&ペーストしたり、手動で複数のフォルダを作成したりする必要はなく、ソフトウェアがファイル名のルールに従って一括整理を行います。
操作手順: HeSoft Doc Batch Tool を使用したファイル名範囲での分類
ステップ1:ファイル整理機能に入り、ファイル名による分類を選択
HeSoft Doc Batch Tool を開き、左側の機能バーから「ファイル整理」を選択します。右側の機能カードに「ファイルをファイル名で分類する」という機能が表示されます。この機能の目的は、ファイル名の特定の文字やルールに基づいて、ファイルを一括で分類整理することです。

この機能に入ると、ソフトウェアはステップバイステップの処理フローに移行します。初めて使用するユーザーにとって、このフロー形式のインターフェースは、処理するファイルの選択、分類ルールの設定、保存場所の設定、処理の開始という流れが明確でわかりやすいものとなっています。
ステップ2:分類するファイルをインポートし、リストを確認
「ファイルをファイル名で分類する」ページで、まず処理するファイルをインポートします。画面上部には「ファイルを追加」や「フォルダからファイルをインポート」などの入り口があり、状況に応じて選択できます。ファイルが既に同一ディレクトリにまとまっている場合は、通常フォルダからインポートする方が便利です。一部のファイルのみを処理したい場合は、個別にファイルを追加することもできます。

ファイルのインポート後、ソフトウェアはリストに連番、名前、パス、拡張子、作成日時、更新日時などの情報を表示します。ここでの確認が重要です。リストに今回分類対象のファイルが確かに含まれているか、ファイル名のルールが一貫しているか、拡張子やパスに誤選択がないかを確認します。スクリーンショットでは、レコード数が20、ファイル拡張子がtxt、パスがDドライブのテストディレクトリにあることが確認できます。確認後、下部の「次へ」をクリックして処理オプションの設定に進みます。
ステップ3:「カスタム位置範囲内の文字で分類」を選択
「処理オプションの設定」に進んだら、分類方法を選択する必要があります。今回の要件は、ファイル名の固定範囲内の文字、つまり4~6文字目の3文字の英字コードを抽出することであるため、「カスタム位置範囲内の文字で分類」を選択します。このオプションは、ファイル名内の分類識別子が固定位置にある場合に適しています。

スクリーンショットでは、「分類方法」エリアに、最初の文字で分類、最初の数字で分類、最初の英字で分類、先頭の数文字で分類、カスタム正規表現で分類など、複数の方法が提供されていることがわかります。この例では、最初の文字の認識や拡張子での分類は不要で、中間の文字列を抽出する必要があるため、「カスタム位置範囲内の文字で分類」を選択するのがより正確です。
ステップ4:範囲に4:6を入力
カスタム位置範囲を選択したら、「範囲」入力ボックスに「4:6」と入力します。これは、ファイル名の4文字目から6文字目までを分類基準として使用することを意味します。「128LON75957.txt」を例にとると、拡張子を除いた場合、先頭3文字は128、4~6文字目はLONとなるため、ソフトウェアはこのファイルをLON分類に振り分けます。また、「213TYO11946.txt」の4~6文字目はTYOであるため、TYOフォルダに振り分けられます。
範囲を入力する際は、位置の計算が実際のファイル名と合致しているかに特に注意してください。事前に典型的なファイル名を一つ手動で文字数カウントし、抽出範囲を確認することを推奨します。例えば、「128LON75957」では、1が1文字目、2が2文字目、8が3文字目、Lが4文字目、Oが5文字目、Nが6文字目となるため、範囲は4:6と記述します。もしファイル名の前にスペースや記号、追加の番号などがある場合、範囲の調整が必要になることがあります。
ステップ5:英字の大文字/小文字変換を維持または設定
同じページの下部に「英字の大文字/小文字変換」オプションがあり、「デフォルト」「大文字に変換」「小文字に変換」が含まれています。サンプルでは「デフォルト」が選択されています。ファイル名内の分類文字が元々LON、NYC、PARのように大文字で統一されている場合は、デフォルトのままで問題ありません。
実際のファイルにlon、Lon、LONのように大文字と小文字が混在している場合は、業務上の必要性に応じて、大文字または小文字への変換を選択することで、同類のファイルを同じフォルダにまとめることができます。本記事の例のスクリーンショットでは、ファイル名内の分類コードが既に統一されていたため、デフォルト設定を使用しています。
ステップ6:保存場所を設定し、処理を開始
分類ルールの設定が完了したら、「次へ」をクリックして「保存場所の設定」に進みます。このステップの目的は、整理後のフォルダとファイルをどこに保存するかをソフトウェアに指示することです。確認を容易にするため、元のファイルとの混同を避けるために、空のディレクトリを選択するか、専用の出力ディレクトリを新規作成することを推奨します。
保存場所を確認したら、次に「処理の開始」に進みます。ソフトウェアは、先に設定した範囲ルールに基づき、各ファイル名の4~6文字目を抽出し、これらの文字で分類フォルダを作成し、最後にファイルを対応するフォルダに格納します。処理が完了すると、LON、NYC、PAR、SYD、TYOといったフォルダが確認できます。
よくある質問と注意事項
1. ファイル名の長さが一定でない場合は?
固定位置範囲での分類は、ファイル名の指定位置に安定した内容があることを要求します。一部のファイル名が短すぎたり、4~6文字目が分類コードでない場合、これらのファイルは想定通りに分類されない可能性があります。そのため、一括処理の前に命名規則を確認し、必要に応じてファイル名の書式を統一してください。
2. 範囲はファイル名のみか、拡張子を含む完全なファイル名で計算するのか?
例から見ると、分類基準は拡張子を除く本体のファイル名に基づいています。実際の操作では、ファイルリストの「名前」を参考にし、少数のファイルで事前にテストすることを推奨します。特にdocx、xlsx、pdfなど拡張子が異なるファイルの場合でも、重要なのは本体ファイル名中の固定文字です。
3. 分類後のフォルダ名はどこから来るのか?
フォルダ名は抽出された文字から生成されます。例えば、範囲が4:6の場合、ファイル名の4~6文字目がLONであれば、LONフォルダが生成または利用され、抽出結果がPARであれば、PARフォルダに格納されます。これにより、分類結果を元の命名規則と一致させることができます。
4. Word、Excel、PDFファイルにも使用できるか?
同様の方法で対応可能です。txtログ、Word文書doc/docx、Excel表xls/xlsx、PDF資料のいずれであっても、ファイル名に固定位置の分類文字が含まれていれば、ファイル名による分類の考え方で整理できます。
まとめ:繰り返しの分類作業はオフィスソフトに任せる
ファイル名の固定範囲文字に基づく一括分類は、非常に実用的なファイル整理方法です。命名規則が明確で、数が多く、コードや識別子に基づいて整理する必要があるオフィスファイルの処理に適しています。 HeSoft Doc Batch Tool を使用すれば、ファイルをインポートし、「カスタム位置範囲内の文字で分類」を選択し、範囲「4:6」を入力し、保存場所を設定して処理を開始するだけで、元々混在していたファイルをLON、NYC、PAR、SYD、TYOといったフォルダに自動的に整理できます。
注文ファイル、ログファイル、プロジェクト文書、レポート資料、顧客ファイルを頻繁に整理する必要がある場合は、まずファイル名に固定位置の分類文字が存在するかどうかを観察することをお勧めします。ルールが明確になれば、手動でのドラッグ&ドロップの代わりに一括処理ツールを使用することで、繰り返し作業を大幅に削減し、ファイル整理の正確性と効率を向上させることができます。