Excelワイルドカード一括置換チュートリアル:正規表現で複数のxlsxファイルを同時に修正する
翻訳:EnglishFrançaisDeutschEspañol日本語한국어,更新時間:2026-10-12 10:40:07
複数のExcelブックに同じ規則の番号、コード、またはキーワードが存在する場合、ファイルを1つずつ開いて検索・置換するのは時間がかかるだけでなく、見落としも発生しやすくなります。本記事では、病院のCCN番号とCBSAコードを一括変更する例を用いて、 HeSoft Doc Batch Tool を使用して複数のxlsxファイルをインポートし、「数式によるあいまいテキスト検索」でワイルドカード正規表現を設定し、異なる一致ルールごとに置換内容を指定する方法を紹介します。本文の操作手順に従うことで、複数のブック内のセルテキストを一度に処理でき、繰り返し作業を減らすとともに、処理前後の効果比較、ルールの対応関係、バックアップの推奨事項を通じて、一括置換の正確性と制御性を向上させることができます。
数十、場合によっては数百ものExcelブックに、修正が必要な番号、製品コード、地域コード、または固定形式のキーワードが含まれている場合、Excel標準の検索・置換機能で一つずつ処理すると、大量の繰り返し作業が発生します。特に、対象コンテンツが完全に同一ではなく、共通の形式を持つ場合、例えばすべて「030」で始まる6桁の番号や、すべて「46」で始まる5桁のコードなどは、通常の完全一致検索では一度にカバーしにくく、手作業での絞り込みも置換漏れが起こりやすくなります。
本記事で解決する問題は、ワイルドカードと正規表現を利用して、特定の規則に合致するセル内容を複数のxlsxファイルから同時に検索・置換する方法です。例で使用するオフィスソフトは HeSoft Doc Batch Tool で、Word、Excel、PowerPoint、PDFなどのオフィス文書を対象としたバッチ処理ツールです。今回はその中の「Excelのキーワードを検索・置換」機能を使用し、複数のExcelファイルを同じタスクに追加し、数式によるあいまい検索方式で一括置換を行います。
一、適用シーン:どのようなExcel内容がワイルドカード一括置換に適しているか
完全一致検索は、完全に同じ文字の処理に適しています。例えば、すべての「旧会社名」を「新会社名」に置換する場合です。しかし、実際の業務データでは、処理対象の内容が構造のみ同じで、具体的な文字が完全には一致しないものも多く、その場合はワイルドカードや正規表現形式のあいまい規則を使用するほうが適しています。
よくある用途は以下のとおりです:
- 同じ接頭辞を持つ社員番号、顧客番号、病院番号、プロジェクト番号の一括置換;
- 複数のExcelレポートにおける地域コード、部門コード、分類コードの統一的な移行;
- 外部送付データを作成する際に、ある形式に合致する番号をテスト値やマスキング値に一括置換する;
- 複数のxlsxブックが旧コード規則を採用しており、規則に従って新しいプレースホルダコードに変更する必要がある;
- テンプレート、月次報告、台帳、アーカイブ表の数が多く、ファイルをまたいだ検索・置換を一度で完了する必要がある。
Excelファイルを一つずつ開く方法と比べて、バッチ処理の価値はクリック回数の節約だけでなく、すべてのファイルに同じ検索条件を適用できる点にあります。規則が明確でファイル数が多いタスクでは、この方式のほうが結果の一貫性を保ちやすくなります。
二、効果プレビュー:処理前と処理後で何が変わったか
1. 処理前のExcelデータ
処理前のワークシートには、Hospital CCN、Hospital Name、CBSA、CBSA Nameなどのフィールドが含まれています。スクリーンショットでは、Hospital CCN列に030006、030010、030011、030064など「030」で始まる6桁の番号があり、CBSA列には46060など「46」で始まる5桁のコードが連続して表示されています。赤い矢印は、今回一括処理が必要な2つのデータ領域を示しています。

これらの番号は末尾の具体的な数字が異なるため、完全なキーワードを1つだけ入力して完全一致置換することはできませんが、「030+3桁の数字」と「46+3桁の数字」という安定した形式を持っています。そのため、それぞれに対してあいまい検索規則を作成できます。
2. 処理後のExcelデータ
処理完了後、もともと「030」で始まる規則に一致していたHospital CCN番号はすべて111111に置換され、「46」で始まる規則に一致していたCBSAコードはすべて22222に置換されました。スクリーンショットの黄色い領域には置換結果がはっきりと表示されており、規則に一致しない010039、010052、29300などの内容は変更されずに残っています。

このことから、規則は列全体を無差別に上書きするのではなく、式に一致するセルテキストを検索したうえで置換を実行していることがわかります。実際に使用する際は、まずコピーでテストし、式のカバー範囲が想定と一致することを確認してから正式なファイルを処理してください。
三、操作手順:複数のExcelファイルを一括検索・置換する
手順1:Excelキーワード検索・置換機能を開く
HeSoft Doc Batch Tool を開き、左側の機能分類から「Excelツール」を選択します。メイン画面に複数のExcelバッチ処理機能が表示されるので、「Excelのキーワードを検索・置換」を見つけてクリックします。この機能の説明は、Excelファイル内容のキーワードを一括検索・置換するもので、今回のファイル横断置換タスクに対応しています。

この手順の目的は、ファイル名の置換や他の文書ツールではなく、専用のExcel内容置換タスクに入ることです。入ると、画面はレコードの選択、処理オプションの設定、保存場所の設定、処理開始の順序で操作を案内します。
手順2:処理する複数のxlsxブックを追加する
「処理するレコードを選択」ページでは、「ファイルを追加」をクリックしてブックを1つずつ選択するか、「フォルダからファイルをインポート」をクリックして同じディレクトリ内のファイルをまとめて追加できます。スクリーンショットの例では、product_list.xlsx、team-participant-list.xlsx、test.xlsxの3つのファイルを一度に追加しており、リストにはファイル名、パス、拡張子、作成日時、更新日時が同時に表示されています。

追加後は、まずファイル数とパスを確認し、変更不要なブックをタスクに含めないようにします。ファイルの選択を誤った場合は、リスト右側の削除操作で取り除けます。再選択が必要な場合は、ページ上の「クリア」も使用できます。ファイルリストに問題がないことを確認したら「次へ」をクリックします。
手順3:処理範囲とセル型を確定する
「処理オプションを設定」ページでは、まずExcelの処理範囲を設定します。例では「セルテキスト」にチェックを入れています。変更するのがワークシートのセル内の番号であり、ワークシートのシート名や図形上の文字ではないためです。
ページには、ワークシート名の条件、セル列名の条件、セルの数式タイプ、数式を含むセルの処理方法、データ型などのオプションもあります。例では、ワークシート名と列名の条件をオフのままにし、特定のシートや特定の列を追加で限定しないことを示しています。数式タイプは「制限なし」、処理するセルのデータ型は「テキスト」にチェックを入れています。これらの設定は実際のファイルに応じて調整し、機械的にそのまま適用しないでください。
例えば、テキスト番号のみを処理したい場合は、テキストに限定することを優先すべきです。番号が元のブックで数値として保存されている場合は、実際のデータ型に基づいて再判断する必要があります。数式セルが含まれる場合は、数式の計算結果と数式式を区別し、置換対象を間違えないようにする必要があります。
手順4:数式によるあいまい検索を選択し、式を入力する
「キーワードオプションを設定」エリアで、検索方式を「テキストを完全一致検索」から「数式を使用してテキストをあいまい検索」に切り替えます。スクリーンショットの検索リストには、2行の規則が入力されています:
- 030\d{3}:030の後ろに3桁の数字が続くテキスト、例えば030006、030010、030148を検索することを示します;
- 46\d{3}:46の後ろに3桁の数字が続くテキスト、例えば46060を検索することを示します。
右側の「置換後のキーワードリスト」には、同じ行番号に対応して111111と22222が入力されています。つまり、1番目の検索規則は1番目の置換内容に対応し、2番目の検索規則は2番目の置換内容に対応します。

これは操作全体で最も重要な手順です。左右のリストの順序は必ず一致させる必要があります。そうしないと、CCN番号をCBSAの目標値に置換してしまう可能性があります。スクリーンショットでは「英字の大文字と小文字を無視」にチェックを入れていません。本例は数字の処理のため、大文字小文字オプションは結果に影響しません。規則に英字が含まれる場合は、業務要件に応じて有効にするかどうかを判断してください。
手順5:保存場所を設定して処理を開始する
規則を確認したら「次へ」をクリックし、「保存場所を設定」に進みます。確認を容易にし、元データを保護するため、結果は新しい別ディレクトリに保存することをお勧めします。バックアップなしで唯一の原本を直接上書きしないでください。保存場所の設定が完了したら、そのまま「処理を開始」に進み、画面の指示に従ってタスクを実行します。
処理終了後、少なくとも1つの出力ブックを抜き取り確認してください。111111と22222が出現しているかを検索し、同時に元々030や46の規則に一致しない番号が変更されずに残っているかを確認します。タスクのファイル数が多い場合は、ファイルリストに沿って異なるブックをサンプリングして確認することもできます。
四、式と置換リストはどのように対応させるべきか
バッチ規則は通常、行ごとの対応方式を採用します。1行目の検索内容は1行目の置換内容に対応し、2行目は2行目に対応し、以降も同様です。そのため、複数の規則を入力する際は、まず外部テキストで「検索規則—置換結果」の対応関係を整理してからソフトウェア画面にコピーし、ずれの可能性を低くすることをお勧めします。
\dは数字を表し、{3}は直前の数字パターンが3回連続して出現することを表します。したがって、030\d{3}は030に3桁の数字を加えたものに一致します。ここで式を単に「030」という3文字だけを検索するものと理解してはいけません。これは完全な形式を記述しています。
実際の番号の桁数が異なる場合は、規則を適宜調整し、まず少量のテストファイルで検証してください。式が広すぎると、変更すべきでないデータまで一致する可能性があり、狭すぎると、対象内容を取りこぼす可能性があります。
五、よくある質問と注意事項
1. 見た目が同じ番号なのに置換されないものがあるのはなぜか
まずセルの実際のデータ型を確認してください。Excelで数字として表示される内容は、テキスト、数値、または数式の計算結果である可能性があります。スクリーンショットの処理設定ではテキストのみにチェックを入れているため、テキスト以外の型は同じようには処理されない可能性があります。番号の前後にスペースがあるか、先行ゼロがExcelに消されていないか、桁数が式に一致しているかも確認してください。
2. 指定したワークシートまたは指定した列だけを処理できるか
画面には「ワークシートの名前がこの条件を満たす必要がある」と「セルの列名がこの条件を満たす必要がある」という2つのスイッチがあります。タスクで範囲を絞る必要がある場合は、ページで提供される条件設定に従って制限できます。条件の書き方に慣れていない場合は、まずコピーしたファイルでテストすることをお勧めします。
3. 複数の規則で置換がずれるのはなぜか
最も一般的な原因は、左右のリストの行番号が1対1で対応していないことです。規則を追加、削除、調整した後は、各行を再確認してください。式自体だけでなく、対応する置換テキストも確認してください。
4. なぜ新しいディレクトリへの保存が推奨されるのか
バッチタスクは複数のファイルに影響するため、規則の記述を誤るとやり直しの範囲も広がります。元ファイルを残し、結果を新しいディレクトリに出力することで、処理前後の差分を比較しやすくなり、問題を発見した際に規則を再設定しやすくなります。
5. 正式なデータに直接使用できるか
まず代表的なブックを1〜2個コピーして小規模にテストすることをお勧めします。一致件数、置換結果、数式、書式に異常がないことを確認してから、全ファイルを追加してください。財務、医療、顧客、プロジェクトデータについては、所属組織のデータ管理と承認要件も遵守する必要があります。
六、まとめ
HeSoft Doc Batch Tool の「Excelのキーワードを検索・置換」機能を使用すると、複数のxlsxブックを同じ処理タスクに含め、数式によるあいまいテキスト検索を利用して共通の形式を持つ番号を識別できます。本例では030\d{3}と46\d{3}の2つの規則により、異なる番号をそれぞれ111111と22222に置換し、ファイルごと、ワークシートごとの繰り返し操作を回避しました。
複数のExcel台帳、業務レポート、外部送付データを処理している場合は、まずファイルをバックアップし、少数のサンプルで式を検証してから、すべてのブックを一括インポートすることをお勧めします。処理範囲、データ型、規則の対応関係を正しく設定すれば、Excelのワイルドカード一括置換をより安定的に完了でき、繰り返し作業を減らし、ファイル処理の効率を向上させられます。
キーワード:Excelワイルドカード一括置換 , Excel正規表現置換 , xlsxファイルの一括修正